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TIASShot / docs / PROGRESS.md

開発進捗ログ

  •  環境整備(テンプレート同期・docs 番号修正) (2026-06-06): プログラミングテンプレートを初回同期(エージェント/コマンド/GUIDE_05 等を取り込み)し、docs カテゴリ番号を命名規則(GUIDE_03)に整合(PLAN→03 / SPEC→04 / TECH→05)。リモートをセルフホスト Git から GitHub の Private リポジトリへ移行。

  •  CameraBase のリファクタリング(責務分離 Phase 1〜4) (2026-06-06): 肥大化していた CameraBase の責務を分離。Cameras/UI/(Phase1)、色補正→ColorCorrection/ColorCorrector(Phase2)、チャート検出→ChartDetection/ChartDetector(Phase3)、ファイル I/O・サウンド→Utils/IoUtil(Phase4)。

    • 動機: CameraBase にカメラ制御・チャート検出・色補正・ファイル I/O・サウンドが集中していた。
    • 方針: 挙動は一切変えない(PLAN_01)。各フェーズで計算/検出/I-O ロジックが元コードと文字単位で一致することを確認し、ビルドは全フェーズ 0 エラー 0 警告。
    • 設計判断(PLAN_01 当初案からの変更): 派生クラス(IScam/Lucam)と共有する状態に結合するメンバーは分離先に移さず CameraBase に残した。具体的には UpdateRate/GetRatio(ゲイン補正)、SetSaveFolder/WriteInfo/SetInfo_saveFolder/_ShotInfo 経由)。後者 2 つは純粋ロジックのみ IoUtil へ移し、CameraBase 側は薄いラッパーとした。
    • 回帰検証: リファクタ前に実機で基準データ(_基準データ_refactor前/、特に TCC_RGB.csv)を取得して保管。実機の再校正は物理入力が変わり数値が一致しないため、回帰は「同一入力での計算一致」+「コードの文字単位一致」で担保した。

  •  CameraBase リファクタリング Phase 5(IScam/Lucam の重複処理を集約) (2026-06-07): Phase 1〜4 後も派生クラスに残っていたプレビュー/校正フローと撮影ループの重複を、CameraBase のテンプレートメソッドに集約。カメラ固有のゲイン反映・フレーム取得・撮影前後処理のみ抽象メソッドで派生クラスに残した。

    • 方針: 挙動は一切変えない。自動テスト不可(ハードウェア/ネイティブ/WinForms 密結合)のため、ビルド 0/0 + diff の処理順序目視一致 + 実機撮影確認で担保。
    • 設計判断: IScam の撮影前後処理(Sink 切替・最初のフレーム捨て)は Lucam と実行順序が異なるため共通骨格に取り込まず派生側に残した(順序維持を優先)。
    • 失敗パターン: 校正収束時のデバッグログを撮影情報記録とまとめて CalcTcc の後に移したことで元の「ログ→CalcTcc→記録」順がずれた → テストで検出し、CalcTcc 前に呼ぶ専用フックへ分離して厳密な順序一致を回復。

  •  PLAN_02 優先度1: _shots のスレッドセーフ化(連続撮影クラッシュ修正) (2026-06-07): 連続撮影で4枚以上取得するとたまにクラッシュする不具合を修正。根本原因は _shotsList<Mat>)を撮影スレッドと保存スレッドで無保護に共有していたこと(容量拡張時のリサイズ競合・TOCTOU)。

    • 設計判断: ConcurrentQueue 単体ではなく BlockingCollection<Mat> を採用し生産者-消費者パイプライン化。GetConsumingEnumerable/CompleteAddingThread.Sleep ポーリング待機を排除。保存連番は独立カウンタで従来順序を維持。
    • 堅牢化: 撮影ループを try/finally で包み、例外時も CompleteAdding() を必ず呼んで消費者(保存スレッド)の永久ブロックを防止(例外はそのまま伝播。ユーザー向けエラー表示・撮影中断は優先度3 で別途)。
    • 回帰検証: 自動テスト不可(ハードウェア依存)のため、ビルド 0/0 + 実機(校正・連続撮影・複数回・連番一致)確認 + 設計レビューで担保。

  •  テスト方針(GUIDE_08)整備 (2026-06-07): 立ち上げフローの規約整備フェーズが未着手だったため、品質管理の土台としてテスト方針を策定。ハードウェア結合層(カメラ/UI/スレッド)と純粋ロジック層を分け、後者を NUnit で自動テスト、前者をビルド+手動+実機回帰で担保する方針。

    • 動機: /implement のテストフェーズが毎回「テスト不可」で終わっていたが、実態は純粋ロジック層(ColorCorrector 等)にテストプロジェクトを立てていなかっただけ、という認識のズレを是正。
    • 後段: テストプロジェクト(TIASshot.Tests, NUnit / x64 / .NET Framework 4.8)の立ち上げと ColorCorrectorConfigIoUtil 等の初期テスト作成(次ステップ)。

  •  エラーハンドリング方針(GUIDE_09)整備 (2026-06-07): 既存の実装パターン(ErrorMsgbool 返却・MessageBoxDebug.WriteLineShowMessage)を土台に,エラーの分類(起動時致命/処理中の回復可能/プログラミングエラー)・処理方法・ログ方針を軽量に標準化。

    • 動機: PLAN_02 優先度3(撮影中の例外をクラッシュさせずエラー表示・中断する修正)の前に方針を確定し,場当たり実装を避けるため。
    • 設計判断: ログは Debug.WriteLine のみとし永続ログファイルは作らない(撮影現場での解析が必要になったら別途見直す)。空 catch 禁止・例外時のスレッド同期資源の finally 終端を明文化。
    • 残: GUIDE_06 コーディング規約・GUIDE_07 ディレクトリ構造規則は未整備のまま(既存の de-facto 確立により優先度低)。

  •  テストプロジェクト立ち上げ(TIASshot.Tests, NUnit) (2026-06-07): GUIDE_08 に従い,ピュアロジック層を自動テストする基盤を構築。ColorCorrector(次元拡張・変換行列・色変換)・Config(パース)・IoUtil(CSV 往復)に初期テストを追加。

    • 設計判断: 本体が packages.config 方式のレガシー形式のため,テストも同形式 x64 で統一(OpenCvSharp4.runtime.win のネイティブコピー規則をそのまま機能させ,dotnet test ではなく vstest.console.exe /Platform:x64 で実行)。NUnit 3.14 を採用。
    • テスト容易化のシーム(挙動不変): 本体に [InternalsVisibleTo("TIASshot.Tests")] 追加,ColorCorrector の純粋メソッドを private→internal・チャネル配列を受け取る internal コンストラクタ追加,Config.Load(string path) オーバーロード追加。
    • ハマり所: テストでも OpenCvSharp ネイティブ DLL の x64 ロードが必須(IoUtil の CSV テストが通る=ネイティブ動作の試金石)。.gitignore を汎用 bin/obj/ に変更し,テストプロジェクトの成果物も除外。
    • 後段: GetRatio(ゲイン補正式)は CameraBase(ハードウェア結合層)にインラインのため未テスト。抽出すればテスト候補。ENV_02 のメインソース一覧がリファクタ前構成のままドリフトしており,別途修正が必要。

  •  docs ドリフト修正(ENV_02・TECH_01) (2026-06-07): リファクタリング(Phase 1〜5)後も旧構成のまま残っていたドキュメントを実構成に整合。ENV_02 のソース一覧をサブフォルダ構成に、TECH_01 のファイルパス・クラス一覧(ChartDetector/ColorCorrector/IoUtil 追加)・CameraBase メンバ(移動した ConvertImage/_convRGB2SRGB 削除)を修正。

  •  ゲイン補正式(GetRatio)の純粋メソッド抽出+テスト (2026-06-07): CameraBase にインラインだったゲイン更新比率の計算式を,ハードウェア非依存の純粋クラス GainCalc.CalcRatio に抽出し,CameraBase.GetRatio は委譲に変更。TIASshot.Tests でテスト対象化(GUIDE_08 の「ピュアロジック層を分離して自動テスト」方針の実践)。

    • 方針: 挙動不変。式・演算順序・float 比較・ゼロ除算挙動・UpdateRate の流れをすべて保持し,派生クラスの呼び出し箇所は無変更。実機で校正(ホワイトバランス自動調整)の収束を確認。
    • テスト観点: 通常比率・updateRate 減衰・下降補正(target<value)・value==target→1.0・value==255 の係数 1.0 特別扱い・updateRate=0 の更新停止・ゼロ除算(Infinity/NaN)の現状固定。

  •  PLAN_02 優先度2: ConvertImage の中間 Mat 未 Dispose(OOM クラッシュ)修正 (2026-06-07): 連続撮影で ColorCorrector.ConvertImage 内の中間 Mat(flatten/extended/converted/convertedImage)が解放されず数十 GB 規模で蓄積し OOM クラッシュする不具合を,入れ子 using で確実に Dispose して修正。

    • 方針: 挙動不変(解放タイミングのみ変更)。返り値 convImg8using の外で ConvertTo のコピー後に返却し use-after-dispose を作らない。テスト容易化のため privateinternal(挙動不変)。
    • テスト: テスト基盤が整ったため自動回帰テストで担保(恒等 conv での出力ピクセル一致=破損なし,3 回連続呼び出しの解放健全性等)。実機でも校正・1枚・連続10枚の出力健全を確認。
    • 後段: 優先度4(ConvertImagesrc in-place 書き換え)は未修正。現状挙動をテストで記録済み(修正時に検出可能)。

  •  白板撮影モード(照明均一性評価用・DEBUG 限定) (2026-06-07): SmTIAS との装置間比較(照明均一性評価)用に、ImagingSource DFK 23UX249 を対象とした白板撮影機能を追加。#if DEBUG 限定で配布版には出さない。

    • 動機: SmTIAS-Evaluation 側と「TIAS の白板撮影が線形・無加工・固定設定で行えるか」を確認した回答(手元の参照資料 TECH_02/SPEC_03)に基づく実装。色を合わせるのが目的でないため校正(チャート検出・WB 自動調整・TCC 色補正)を一切行わず素の RGB を保存する独立撮影パスとした(既存の舌診撮影フローは不変)。
    • 設計判断: 撮影前に DFK23 の Color Enhancement を OFF(非線形の色強調を排除)。飽和統計(飽和率・p99・ch別 mean/max)と撮影条件を JSON サイドカーで併置。統計算出と JSON 生成はピュアロジック(Utils/ImageStats)に分離し自動テスト(GUIDE_08)。実機で 10 枚撮影・Color Enhancement OFF・飽和率0・p99=181(露出適正)を確認。
    • 追加(フルフレーム保存): ビネット(周辺減光)は ROI で切り出すと四隅が消えて見えないため、フレームごとに ROI 画像(WhiteBoard_*)に加えクロップなしのフルフレームWhiteBoard_full_*)も保存。飽和統計は ROI のみ(白板領域の露出チェックが目的)。実機で full=1200×1920・ROI=1136×1528 が設定どおりと確認。
    • LSC 調査結果: DFK 23UX249 は産業用カメラで在カメラのレンズシェーディング補正を持たない(device-state の全プロパティに項目なし+公式仕様にも記載なし)。補正データも付加されない。→ ビネット除去は SmTIAS 推奨の「独立な一様光源でのフラットフィールド」一択(在カメラ補正は不可と確定)。
    • 保留・後段: LSC/ビネット補正は未実装(JSON に「未補正」と状態記録のみ)。フラットフィールド/ダークフレーム撮影・Lucam 対応は未対応。白板撮影後に Color Enhancement が OFF のまま戻らない(同一セッションで通常撮影に戻る場合は要再起動。finally での状態復元は今後の検討事項)。JSON の固定状態文字列(gamma_setting 等)は device-state 由来の決め打ちで動的読取ではない。

  •  白板撮影の出し分けを専用ビルド記号 WHITEBOARD に変更 (2026-06-18): 白板撮影モードを #if DEBUG から独立した #if WHITEBOARD に切り替え、Form1.Designer.cs の条件コンパイルを全廃(白板ボタンを専用 partial ファイルに分離)。あわせて白板ボタンの長年のレイアウト衝突(データ保存フォルダ欄との重なり)を修正。撮影ロジックは不変。

    • 動機: 「デバッグビルドか」と「白板撮影を含めるか」は別関心事なのに DEBUG で結合していた。本番(Release)からの除外は維持しつつ独立制御できるようにする。Designer.cs に #if が入っていると WinForms デザイナで破損するリスクがあったため全廃が主目的。
    • 設計判断: 専用ビルド記号案 vs 実行時 config フラグ案。本番バイナリにコードごと残さず除外したい要件から前者を採用(Debug 構成にのみ WHITEBOARD を定義、Release は未定義)。
    • UI: 白板ボタン配置は試行の末「1 枚撮影」直下の空き帯に収めた(フォーム下端拡張案は「下すぎる」ため不採用)。WHITEBOARD ビルド時のみ実行時に動的追加するため本番レイアウトは不変。

  •  PLAN_02 メモリ修正の効果検証ツール(NUnit ベンチ+実アプリ統合のメモリ観測ウィンドウ) (2026-06-23): 優先度2(ConvertImage 中間 Mat 解放)の効果を定量・デモ両面で検証できるようにした。定量は NUnit [Explicit] ベンチ(修正前リーク再現 vs 修正後を同条件反復し PrivateMemory/WS の peak・増分を比較)。デモは TIASshot 本体に統合したメモリ観測ウィンドウ(MEMMONITOR 記号・起動時自動オープン・Timer サンプリングのライブ折れ線+CSV)で実使用時のメモリをライブ可視化。

    • 動機: 研究室への成果共有のため、実アプリを普通に使った(撮影した)ときのメモリ挙動を録画して「修正前→修正後」を対比で見せたい、という要件。当初は独立実験アプリ(合成ベンチ GUI)を作ったが、用途に合わず本体統合へ転換。
    • 設計判断(失敗パターン圧縮): ① 独立実験アプリ案 → 「普通にアプリを使ったときの挙動」が見せられず破棄 ② 本体統合のライブ観測ウィンドウへ。出し分けは白板と同じビルド記号方式(MEMMONITOR、Release 除外)。さらに対比録画用に LEAKY_REPRO 記号で ConvertImage を修正前(中間 Mat 未解放)に戻せるようにした(既定未定義=修正後)。
    • 計測の要点: Mat はネイティブメモリで GC.GetTotalMemory では捕捉不可 → Process.PrivateMemorySize64/WorkingSet64 を使用。OpenCvSharp が GC にメモリ圧を通知するためリーク版でも GC+ファイナライザで周期回収が起き、グラフはのこぎり波になる(見るべきは振れ幅でなくピーク包絡線のトレンド:修正後=天井一定、リーク=上昇)。
    • 後段: 優先度5(_shots/_chartMasks の Clear 時未解放)は未修正のため LEAKY_REPRO の対象外(対比は優先度2のみ)。グラフのトレンド可視化(包絡線・移動平均等)は要望次第で追加余地。

  •  連続撮影フロー再現のメモリ計測ベンチ+計測結果レポート (2026-06-23): 既存の単体ループベンチ(ConvertImage 隔離)では本番の連続撮影フローを再現できていなかったため、カメラ取得部だけを合成フレームに差し替えて本番フローを構造再現するベンチ(ContinuousShootMemoryBenchmark)を追加。生産者-消費者スレッディング・1 フレーム複数チャンネル変換・フレームバッファを含む。修正前/後の計測結果を docs/06_TEST/TEST_03_メモリ修正効果計測.md にまとめた(カメラ実機不要・ヘッドレスで Claude 側が実行可能)。

    • 設計判断: 本番 CameraBase.RunShotLoop/SaveThread/SaveImages を直接ヘッドレス実行するには Form1・Config・TCC・校正で埋まる _convRGB2SRGB 依存が重すぎる → 本番コード無改造のまま「フローの構造再現」を選択(本番メソッドそのものの呼び出しではない旨を明記)。リーク再現と計測ユーティリティは MemBenchSupport に共有化し既存ベンチと統一。
    • 結果の要点: フロー再現フルスケールで修正後増分は修正前の約 34%(per-frame 112 vs 326 MB)。単体隔離(約 17〜20%)と数値が違うのは、フロー版がフレーム保持+多チャンネル+並行処理の一時メモリを含むため。
    • 役割分担の整理: メモリの「数値」はベンチ(Claude 側・再現性高)で、実使用の「動画デモ」は MEMMONITOR +実機録画(人間)で、と用途を分けた。

  •  PLAN_03 プレビューメモリリーク修正+派生クラッシュ・副モニタ描画飢餓の解決 (2026-07-11): PLAN_03(撮影経路とは別系統の「プレビュー表示中の長時間クラッシュ」)の原因1〜3(ShowImage のフルコピー Bitmap リーク・表示バッファの取りこぼし未 Dispose・PreviewMonitor.UpdateImage の上書き前未 Dispose)を修正。実機検証の過程でさらに 2 件(Lucam のクロススレッド GDI クラッシュ・副モニタの描画飢餓)が発覚し、あわせて解決した。実機のメモリ観測(MEMMONITOR)で反復検証。

    • 動機: ver1.6 から続く「プレビュー表示のまま放置で落ちる」不具合。GDI ハンドル/ネイティブ画素バッファの蓄積が疑われた。
    • 設計判断(表示バッファの所有権統一): 表示用 Bitmap は必ず「カメラがコールバックスレッドで Dispose するバッファ」とは別の UI 側所有コピーにする。Lucam は二重バッファ _bmps[] をコールバックスレッドで Dispose するため、それを直接 picDisplay.Image に載せると UI の OnPaint と衝突し「オブジェクトは現在他の場所で使用されています」で落ちる(v1.6 からの潜在バグ)。→ 入力 bmp は「読むだけ」に統一し、表示は UI 所有コピー、入力の Dispose 責任は呼び出し側(IScam は自分の ToBitmap を破棄)に置く。BeginInvoke 案は Lucam の「ShowImage 直後に _bmps を Dispose」する同期前提を壊すため不採用。
    • 失敗パターンの圧縮(副モニタ描画飢餓): ① 描画コスト増/GDI ハンドル枯渇/画像サイズ肥大を疑う → MEMMONITOR にプレビュー計測(各段 FPS・コピー時間・実描画時間・GDI/USER/handle 数・画像サイズ・校正/撮影/F9 イベントを CSV 化)を追加して全て計測で否定 → ② 真因は「セカンダリ(非アクティブ)ウィンドウの WM_PAINT 飢餓」。校正完了で DetectChart が止まりコールバックが高速化 → コールバックスレッドからの毎フレーム Invalidate() 洪水で Form1 が常時 WM_PAINT 保留になり、同一 UI スレッドを共有する副モニタが飢餓(sub_paint_fps≈2)。
    • 失敗パターンの圧縮(対策): ① 副モニタのみタイマー駆動化 → WM_TIMER < WM_PAINT の優先度により Form1 の Invalidate 洪水が副モニタのタイマーを飢餓させ、ほぼ無効 → ② 本モニタ含めコールバックスレッドからの毎フレーム Invalidate を全廃し、両プレビューを自ペースの UI タイマー(≒30fps)駆動に統一。洪水源が消え副モニタが steady ~10fps に回復(本モニタと公平に共有)。
    • 検証の要点: sub_paint_ms(実描画時間)が崩壊中も低いまま=描画は軽い、img_w/h 一定=画像肥大でない、gdi_objects が上限(1万)に対し桁違いに小さい=ハンドル枯渇でない、という三点の否定でスケジューリング(メッセージ枯渇)に原因を絞り込めた。
    • 計測スカフォールドは MEMMONITOR 限定(Release 未含有)でそのまま残置(今後の検証・GDI 観測用。PLAN_03 も GDI 数観測を推奨)。
    • 後段: 両プレビューの上限 ~10fps は毎フレームのフルフレーム Bitmap コピー(各 ~25ms)が律速だったため、別コミットで高速化(下記)。Phase 2/3(自動テスト・リファクタ)は本変更が WinForms UI スレッド・GDI ライフサイクル・カメラコールバック並行性主体で既存ユニットテスト基盤の対象外のため、実機メモリ計測での検証に代替(ユーザー指示によりこの検証済み状態でコミット)。

  •  3 バージョン(v1.6/v1.7/現行)の性能評価計測 (2026-07-14): 上流 v1.6/v1.7 と現行フォークを実機 MEMMONITOR で同一プロトコル計測し、メモリリーク・フレームコピー時間・プレビュー FPS を横並び比較。改善が「保存経路 v1.6→v1.7」「プレビュー経路 v1.7→現行」の 2 段階で起きたことを定量化(計画 PLAN_04・結果 TEST_02、PR #18 で main へ)。

    • 動機: 研究室共有用に、素の上流版と現行の性能差を録画+スライドで示したい。数値ベンチ(TEST_03)ではなく「普通にアプリを使ったときの実挙動」を対象にした。
    • 計測基盤: 観測ウィンドウのグラフを左軸メモリ+右軸 FPS(本/副モニタ)の 2 軸化し、起動時に本体+観測窓を録画向けに自動配置。基準記録(校正→単発撮影 30 秒間隔×3→放置 180 秒)の秒数を全版で再現。
    • 旧版移植(設計判断): bench/v1.6・v1.7(throwaway・非マージ)へ観測フックのみ注入しプレビューのロジックは不変(リーク・コピー方式・Invalidate タイミングを保存)。v1.7 は v1.6 の移植を cherry-pick で流用(プレビュー経路が同一のため)。
    • 失敗パターンの圧縮: 旧版は毎フレーム Invalidate で本体 UI スレッドが飽和し、同一スレッドの観測窓がグラフ描画・サンプリングともに WM_PAINT 洪水で飢餓(更新が遅い・サンプル間隔が乱れる)→ 観測窓を専用 UI スレッドへ分離(測定中立)+WS_EX_COMPOSITED でラベルのちらつき抑制。
    • 結果: メモリ包絡線 v1.6 ~890MB → v1.7 ~700MB → 現行 ~200MB で平坦。コピー ~46ms(new Bitmap)→ ~2.6ms(FastClone)。副モニタ FPS ~3(飢餓)→ ~19。v1.6/v1.7 のプレビュー指標が数値まで一致=プレビュー経路が v1.7 まで未修正だった裏付け。

  •  完了済み計画(PLAN_01/02)の削除と LEAKY_REPRO フラグの撤去 (2026-07-14): 完了済みで本ログに要点が残る PLAN_01(リファクタリング)・PLAN_02(バグ修正)を削除し、削除ファイルへの実リンク・ファイル名参照を整理(歴史的言及は残置)。対比デモ用ビルドフラグ LEAKY_REPRO とその分岐コードを撤去。

    • 動機(LEAKY_REPRO): 3 版評価の完了で「旧版そのもの」が修正前を担うようになり、現行コード内でリークを再現する対比用フラグが不要になった。
    • 撤去内容: ColorCorrector.ConvertImage のリーク分岐を除去し修正版(入れ子 using)のみに、観測窓のモード表示(lblMode)を Designer 含め削除、ENV_06/PLAN_04 の記述も削除。標準構成では未定義のデッドコード除去のため挙動不変(ビルド成功・色補正テスト全パスで確認)。

  •  プレビューのフレームコピーを LockBits で高速化 (2026-07-11): プレビュー表示経路で毎フレーム生成する Bitmap コピー(new Bitmap(bmp))が 1 回 ~25ms かかり、コールバックスレッドの律速で実効 ~10fps に頭打ちだった問題を、生画素の直接コピーに置換して解消。実機計測で コピー 25ms→2.5ms(約10倍)、callback_fps 16→30、両プレビュー描画 10→20fps を確認。

    • 原因: new Bitmap(Image) は内部で 32bppARGB への変換を伴う GDI+ DrawImage 経路を通るため遅い。プレビューは 24bppRgb(Mat.ToBitmap() 由来)で、同一フォーマットの生画素をそのままコピーすれば足りる。
    • 方針: LockBits で src/dst の生画素ポインタを取得し RtlMoveMemory(kernel32)で行単位ネイティブコピーする FastClone/unsafe 不要)。生成物は入力と独立した画素バッファ=所有権・スレッド安全性(Lucam クロススレッド Dispose と非衝突)は従来の new Bitmap(bmp) と同一で不変。src は ReadOnly ロックのみで非破壊。インデックスカラー(8bpp 以下・パレット保持要)は安全網として従来の GDI+ フルコピーにフォールバック(この経路は色は等価だが PixelFormat が 32bppArgb に変換される点に注意)。
    • テスト方針(本 PLAN_03 一連の実装共通): 自動 NUnit テストで担保できるのは純ロジックの FastClone のみ(独立コピー・src 非破壊・ストライドパディング・Indexed フォールバック・null)。プレビューのタイマー駆動描画・_dispBufLock を介したクロススレッド Dispose の所有権・WM_PAINT/WM_TIMER のスケジューリングは UI スレッド/GDI/実カメラ・副ディスプレイ結合層でユニットテスト不能のため、実機 MEMMONITOR 計測(コピー時間・各段 FPS・GDI/handle・描画時間の CSV)で反復検証した。