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TIASJudgeModel / docs / 06_TEST / TEST_02_データセット集計結果.md

データセット集計結果 (Dataset Survey Results)

tias-dataset survey で実データ(1085 枚)を集計した結果.集計は計算サーバ(Newton)上で行い,手元には集計値と図だけを回収した(SPEC_01「データセット集計の出力」).

項目値
実行日2026-09-27
実験 ID20260927-235115_survey_36b6e40-dirty
実行場所Newton(tias-remote run --cpu.所要 106.5 秒)
回収したものdataset_summary.json・config.yaml・log.txt・figures/lab_by_group.png・figures/lab_group_means_ab.png(回収しなかったファイル 0 件)

データの健全性 (Integrity)

項目結果
読めた画像1085 / 1085(読めない 0・欠落 0)
RGB 以外のモード・アルファ付き0・0
舌領域の無い画像0
画像サイズ幅 449〜900(中央値 675)・高さ 279〜1025(中央値 611)
舌領域の割合(背景でない画素)0.50〜0.80(平均 0.64).グループ間の差は小さい(平均 0.62〜0.66)

条件別の件数 (Counts by Condition)

クラスややあり込みややあり除外
淡白 (pale)10453
淡紅 (light_red)337337
紅 (red)11961
暗赤紅 (dark_red)380247
紫 (purple)14556
合計1085754

既定の分割(seed 42・val 0.15・test 0.15・9 グループで層化): 患者数 train 759・val 163・test 163.5-fold の held_out は各 217.

舌領域の色 (Lab of Tongue Region)

画像ごとに舌領域の平均 Lab を求め,グループごとにその平均 ± 標準偏差を取ったもの.

グループnL*a*b*
light_red_normal33755.3 ± 4.227.4 ± 2.78.0 ± 1.8
pale_strong5357.1 ± 5.924.2 ± 2.89.9 ± 2.0
pale_mild5153.3 ± 5.825.4 ± 2.59.3 ± 1.9
red_strong6146.8 ± 4.932.1 ± 3.08.1 ± 2.2
red_mild5851.2 ± 4.629.9 ± 2.77.4 ± 2.1
dark_red_strong24746.7 ± 5.026.4 ± 3.07.1 ± 2.2
dark_red_mild13352.3 ± 4.725.8 ± 2.67.6 ± 2.1
purple_strong5650.1 ± 5.123.8 ± 2.55.3 ± 2.3
purple_mild8956.5 ± 4.224.9 ± 3.36.3 ± 1.8

読み取れる傾向(「あり」の群):

  • 紅は a*(赤み)が最も高い(32)
  • 暗赤紅は赤み(a* 26)は淡紅と同程度のまま,L* が低い(暗い)
  • 紫は b* が最も低い(青寄り)
  • 淡白は a* が低く,L* と b* が高い

「ややあり」はどちらに近いか (Where Mild Sits)

グループ平均どうしの色差 ΔE(CIE76).

グループ淡紅との ΔE同じクラスの「あり」との ΔE近いほう
pale_mild3.124.02淡紅
dark_red_mild3.475.68淡紅
purple_mild3.266.56淡紅
red_mild4.884.88ほぼ等距離
  • 4 グループ中 3 つは色の上でも淡紅に近い.「ややあり」は臨床上は淡紅と判断されることが多いという知見(SPEC_02「程度(ややあり)の扱い」)と整合する
  • 紅だけは「あり」と淡紅のちょうど中間にある
  • 暗赤紅・紫の「ややあり」は,主に L*(明るさ)が淡紅に近づいている(暗赤紅: あり 46.7 → ややあり 52.3 → 淡紅 55.3)

分類の難しさについて (Separability)

  • 「あり」どうし・「あり」と淡紅のグループ平均の差は ΔE 4〜13 程度(例: 淡紅と淡白_あり 4.1,暗赤紅_ありと紫_あり 4.6,淡白_ありと紅_あり 13.1)
  • 一方,グループ内の画像ごとのばらつき(標準偏差)は L* で 4〜6,a* で 2.5〜3,b* で 2 程度あり,平均色だけでは各グループの分布が大きく重なる(figures/lab_by_group.png の箱ひげ図)
  • したがって,舌全体の平均色だけで分類するのは難しく,モデルには色の空間的な分布(部位ごとの違い等)を使うことが期待される.精度の見込みは控えめに置く
  • L*(明るさ)の差がクラスを分ける主要な手がかりの 1 つになっているため,撮影条件(露出)のばらつきが性能に効きうる.色を変えるデータ拡張を禁止している方針(SPEC_02)は維持する

残る問い (Open Questions)

  • 「ややあり」を含めるか否かの結論は,両条件の実験結果(Step 5 以降)で判断する
  • 紅_ややあり が中間に位置することの臨床的な解釈