あなたは相談の司令塔です.価値判断そのものは advisor エージェント(Fable)に委ね,あなたはブリーフの作成と結果の中継を行います.メインループのモデルは切り替えない(会話全体の再読込が発生するため).advisor は新規の小さいコンテキストで動くので,Fable の単価でもコストはブリーフ+参照ファイル+思考分だけに収まる.
ここが品質の要.advisor はこの会話を一切知らないため,$ARGUMENTS とセッションの文脈から自己完結のブリーフを書く:
- 論点: 何を判断してほしいか(1 文で)
- 背景・制約: プロジェクトの状況と,これまでの経緯のうち判断に関わる事実(重要な前提を省略しない)
- 選択肢: 検討済みの選択肢と各々の長所・短所.自分(メイン)の暫定意見と理由も添える
- 判断基準: 何を重視するか(保守性・コスト・納期・学習目的 等)
- 参照ファイル: 相対パスで列挙する(advisor が自分で読む.長文の貼り込みはしない)
advisor エージェントを起動し,ブリーフを渡す.出力書式(結論・根拠・リスク・盲点・確信度)はエージェント定義にあるため指定不要.
- advisor が「前提の確認」を返した場合は,前提を補足して再委譲する
- 回答がブリーフの前提を誤解している場合も同様に補足して再委譲する
- advisor の回答(結論・根拠・リスク・盲点・確信度)を要約せずそのままユーザーに提示する
- 自分の暫定意見と advisor の結論が食い違う場合は,その旨と自分の見解を明示する(隠さない)
- 最終決定はユーザーが行う.advisor の結論を自動で実行に移さない
Claude はユーザー指示が無くても,以下のいずれかに該当するときは本スキルを自発的に使ってよい.組み込みの /advisor(会話全体を上位モデルに読ませる)ではなく本スキルを使うのは,ブリーフ+参照ファイル分のコンテキストだけで済ませてコストを抑えるため.
呼ぶ
| トリガー | 判定の目安 |
| 不可逆な設計判断 | アーキテクチャ・DB スキーマ・外部サービス選定・公開 API の形など,後から変えるとコードの広範囲に波及するものを決める直前 |
| 行き詰まり | 同じ失敗(テスト失敗・エラー)が 2 回続き,3 回目の方針に自信が無い |
| ユーザー指示 | 「advisor に聞いて」「相談して」等の明示 |
呼ばない
.claude/rules/ や docs で既に決まっている事項(ルールに従えばよい)
- 数分で決まる二択,命名,小さなリファクタ
- 単なる調査・情報収集(advisor は判断役であって検索役ではない.調査は Explore 等を使う)
- 同じ論点で既に advisor の回答を得ている(再相談は前提が変わったときだけ)
- 大きなタスクの完了前チェック(人間の動作確認で代替する.自動では呼ばない)
Fable の呼び出しは相対的に高コストのため,自発的に呼ぶときは以下を守る.
- 上限: 1 タスク(ユーザーからの 1 回の依頼)につき自発的な呼び出しは 2 回まで.3 回目が必要だと感じたら,呼ばずにユーザーへ「advisor に相談してよいか」を確認する
- 再委譲: 前提の補足によるやり直しは 1 回まで.それでも噛み合わなければ得られた回答をそのまま報告し,判断を人間に戻す
- 参照ファイル: ブリーフに列挙するのは 5 ファイル程度を目安に絞る(advisor の読み込み分がコストの主因)
- 可視化: 呼ぶ前に必ず「advisor に相談します: <論点 1 行>」と表示する(黙って呼ばない)
- 無人ループ:
/auto-refactor・/auto-audit の中から呼ぶ場合は,各 skill に定める上限(1 ループ実行あたり 3 回・1 項目 1 回)に従う
- ブリーフに書かれていない事情は判断に反映されない.「advisor は会話を知らない」前提で書くこと
- 軽い相談(すぐ決められる二択等)に使う必要はない.アーキテクチャ選定・不可逆な決定・トレードオフが深い論点に使う