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TIASShot / docs / 02_ENV / ENV_02_環境構築手順.md

環境構築手順 (Environment Setup)

セットアップ方法の選択 (Setup Method)

自動セットアップ(推奨)

リポジトリルートの setup.ps1 を使用することで,Visual Studio のインストール,データフォルダの作成,NuGet パッケージの復元を自動化できる.

実行手順

  1. PowerShell を管理者権限で開く.

  2. リポジトリのルートに移動する.

    cd [リポジトリのパス]
    
  3. スクリプトの実行ポリシーを一時的に変更する.

    Set-ExecutionPolicy -Scope Process -ExecutionPolicy Bypass
    
  4. セットアップスクリプトを実行する.

    .\setup.ps1
    
  5. スクリプト完了後,IC Imaging Control SDK を手動でインストールする.

    • 詳細は「必要なソフトウェア — IC Imaging Control SDK」を参照する.
  6. 実機(カメラ・光源)を開発 PC で使う場合は,カメラと光源のドライバを手動でインストールする.

    • 詳細は「必要なソフトウェア — カメラ・光源のドライバ」を参照する.

自動化される内容

  • Visual Studio 2022 のインストール(未インストール時のみ)
    • .vsconfig により「.NET デスクトップ開発」ワークロードが自動で設定される.
  • C:\TIAS_Data フォルダの作成(未作成時のみ)
  • NuGet パッケージの復元

自動化されない内容(手動対応が必要)

  • IC Imaging Control SDK のインストール
  • カメラ・光源のドライバのインストール(実機を使う場合)
  • 実行時設定ファイルの配置(config.xml,カメラ設定 XML,CSV)

手動セットアップ

スクリプトを使用しない場合は,以下の「必要なソフトウェア」〜「実行時の準備」の手順に従って手動で構築する.

必要なソフトウェア (Required Software)

Visual Studio 2022

  • 公式サイトからインストーラをダウンロードしてインストールする.
  • ワークロード選択で「.NET デスクトップ開発」を有効にする.
  • リポジトリルートの .vsconfig をインストーラで読み込むと,必要なワークロードが自動で提案される.

IC Imaging Control SDK

  • The Imaging Source が提供するカメラ制御ライブラリ.
  • ImagingSource 製カメラ(DFK33UX178,DFK23UX249)の使用に必要.
  • インストール後,参照 DLL が Visual Studio から認識されることを確認する.

Lumenera SDK

  • Lumenera 製カメラ(Lw110)の使用に必要.
  • リポジトリに同梱されている lumenera.api.dll は .NET 側のラッパーだけで,これだけでは実機を使えない.ネイティブの lucamapi.dll は下記「カメラ・光源のドライバ」の LuCam Software で導入する.
  • ※ ビルドとセルフテスト(偽カメラ)は同梱 DLL だけでできる.

カメラ・光源のドライバ

開発 PC で実機(カメラ・光源)を使う場合(実機テストを含む)に必要.いずれも導入には管理者権限(UAC)が要る.2026-10-08 に以下のバージョンで導入・動作確認した.

対象ドライバ(確認したバージョン)入手先ログイン
Lumenera 製カメラ(Lw110)LuCam Software and Software Development Kit (Windows) 6.9.0Teledyne Vision Solutions の Resources & Support → Downloads タブ要(アカウント)
ImagingSource 製カメラ(DFK33UX178 等 33U/37U/38U)Device Driver for USB 33U, 37U, 38U Cameras(Cam33U Driver and Tools)6.0.0.2811The Imaging Source不要
光源(USB-シリアル変換 Silicon Labs CP2102)CP210x Universal Windows Driver 11.6.0.420(zip)Silicon Labs不要
  • LuCam Software: 導入するとネイティブの lucamapi.dll が System32/SysWOW64 に入る.Lw110(USB 2.0)への対応はダウンロードページに明記されていない.
  • Cam33U Driver: IC Imaging Control SDK(.NET ライブラリ)とは別に要る.無いとカメラが Windows 標準の汎用カメラとして認識され,「USB3 Vision Device」がエラーになって IC Imaging Control から使えない.
  • CP210x Driver: スクリプト(curl 等)からのダウンロードは 403 で拒否されるため,ブラウザで落とす.zip を展開して導入する.
  • 導入後の確認(デバイスマネージャー):
    • ImagingSource: カメラがエラー表示(「USB3 Vision Device」の警告)なしで認識されている.
    • 光源: 「ポート (COM と LPT)」に「Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge (COMn)」が現れる.アプリは config.xml の LightSource/Device(Silicon Labs CP210x)でこの名前を探して接続する.
    • Lumenera: C:\Windows\System32\lucamapi.dll があり,カメラがエラー表示なしで認識されている.

Python と bash(Claude Code のフック用)

  • .claude/settings.json のフック(リポジトリ外アクセス制限・通知)の実行に必要.アプリのビルド・実行には不要なため,Claude Code を使わない場合は省略できる.
  • Python 3.7 以上: フックは bash .claude/hooks/run_python.sh 経由で起動し,python3 → python → py の順に実際に起動できるものを使う(いずれか 1 つで起動できればよい).
  • bash: Git for Windows に付属するものを使う.Visual Studio と併せて git を入れていれば追加インストールは不要.
  • ※ Python が見つからないとアクセス制限フックが Read・Write・Edit・Glob・Grep・Bash をすべてブロックする(通知フックは何もせず素通りする).

リポジトリのセットアップ (Repository Setup)

  1. リポジトリのクローン

    git clone [リポジトリURL]
    cd TIASshot
    
  2. ソリューションを開く

    • TIASshot.sln を Visual Studio 2022 で開く.
  3. NuGet パッケージの復元

    • Visual Studio のメニューから「ビルド」→「NuGet パッケージの復元」を実行する.
    • または,パッケージマネージャーコンソールで以下を実行する.
    nuget restore TIASshot.sln
    
  4. ビルド

    • 「ビルド」→「ソリューションのビルド」を実行し,エラーがないことを確認する.

実行時の準備 (Runtime Preparation)

設定ファイルの配置

  • TIASshot/config.xml が実行ファイルと同じディレクトリに存在することを確認する.
  • パラメータの詳細は SPEC_02_設定ファイル仕様.md を参照する.

カメラ設定ファイルの確認

  • ImagingSource カメラを使用する場合,以下のファイルが同ディレクトリに必要.
    • DFK33UX178.xml
    • DFK23UX249.xml

TCC参照ファイルの確認

  • 以下の CSV ファイルが実行ファイルと同じディレクトリに必要.
    • tcc_srgb.csv: sRGB 変換の参照値
    • tcc_xyz.csv: XYZ 変換の参照値

データ保存フォルダの確認

  • config.xml の <SaveFolder> に指定したフォルダへの書き込み権限があることを確認する.
  • デフォルトは C:\TIAS_Data.
  • setup.ps1 を実行した場合,このフォルダは自動で作成される.