diff --git "a/docs/06_TEST/TEST_09_\347\205\247\346\230\216\345\210\206\345\270\203\343\201\256\345\275\242\344\270\215\344\270\200\350\207\264\343\201\256\345\216\237\345\233\240\345\210\207\343\202\212\345\210\206\343\201\221.md" "b/docs/06_TEST/TEST_09_\347\205\247\346\230\216\345\210\206\345\270\203\343\201\256\345\275\242\344\270\215\344\270\200\350\207\264\343\201\256\345\216\237\345\233\240\345\210\207\343\202\212\345\210\206\343\201\221.md" index 485dd8b..4179775 100644 --- "a/docs/06_TEST/TEST_09_\347\205\247\346\230\216\345\210\206\345\270\203\343\201\256\345\275\242\344\270\215\344\270\200\350\207\264\343\201\256\345\216\237\345\233\240\345\210\207\343\202\212\345\210\206\343\201\221.md" +++ "b/docs/06_TEST/TEST_09_\347\205\247\346\230\216\345\210\206\345\270\203\343\201\256\345\275\242\344\270\215\344\270\200\350\207\264\343\201\256\345\216\237\345\233\240\345\210\207\343\202\212\345\210\206\343\201\221.md" @@ -177,6 +177,36 @@ 3. **形とのトレードオフが致命的**: 相補性がわずかに戻る代償に,単灯の形は全灯悪化(NCC 対実機: bottom 0.720→0.667,left 0.664→0.565,right 0.787→0.702). 4. 3D プリンタ白フィラメントに w=0.6 の鏡面性は物理的にも非現実的.**壁の反射特性(大きさ・種類とも)は形の残差の本筋でないことが最終確定**. +### 拡張 — left / right 単灯でも同傾向を確認(縮小グリッド) + +bottom の結論が灯に依存しないことを確認するため,left / right 単灯でも縮小グリッド +**w ∈ {0.05, 0.3} × α ∈ {0.1, 0.6}**(+Phase 2 の w0.6_a0.1)を同条件でスイープ +(`configs/_tmp_blend_bottom/{left,right}_w*_a*.yaml`,基準 diffuse は `output/sanity_fix_1024/`, +図 `output/_slide_panels/blend_{left,right}_shape_roi.png`,数値 `output/blend_bottom/summary_{left,right}.csv`): + +| 条件 | left peak/mean | left NCC | right peak/mean | right NCC | +| --- | --- | --- | --- | --- | +| area diffuse(基準) | 1.555 | 0.664 | 1.610 | 0.787 | +| w0.05(2α 中最良) | 1.579 | 0.664 | 1.546 | 0.789 | +| w0.3(2α 中最良) | 1.746 | 0.638 | 1.846 | 0.773 | +| w0.6_a0.1 | 2.025 | 0.565 | 2.198 | 0.702 | +| **実機** | **1.267** | – | **1.201** | – | + +**bottom と同じ「w 単調悪化」を 3 灯すべてで確認**(w0.05 は誤差レベルで基準と同等,w0.3 以上で明確に悪化). +また 3 灯揃った 5 つの材料条件で灯間 NCC(相補性)を比較すると: + +| 条件 | b-l | b-r | l-r | +| --- | --- | --- | --- | +| diffuse | 0.961 | 0.963 | 0.956 | +| w0.05_a0.1 | 0.959 | 0.961 | 0.954 | +| w0.3_a0.1 | 0.919 | 0.921 | 0.911 | +| w0.6_a0.1 | 0.862 | 0.860 | 0.856 | +| **実機** | **0.853** | **0.606** | **0.414** | + +灯間 NCC は w に対し滑らかに低下するが,**どの条件でも 3 ペアが一様**(差 < 0.01)で, +実機の非対称パターン(b-l だけ似ていて l-r はほぼ別物)にはどこまで行っても近づかない. +「材料の等方な変更では 3 ペアを一様にしか動かせない」ことがスイープ全域で裏付けられた. + ### 解釈 実機の非対称な相補性(left vs right NCC 0.41)は,等方な材料変更では原理的に作れない.**LED から評価板への光の経路そのものが灯ごとに異なる幾何**(カバーの開口形状・仕切り・箱の閉じ方の非対称)でしか説明できず,B1 筐体幾何が最有力という実験1〜3 の結論を相補性の面からも強く裏付ける.実機灯間 NCC(0.85/0.61/0.41)は**実験4 以降の幾何修正の到達目標**として使える新しい定量アンカーである. diff --git a/docs/PROGRESS.md b/docs/PROGRESS.md index 34d8b6e..a48c36d 100644 --- a/docs/PROGRESS.md +++ b/docs/PROGRESS.md @@ -69,3 +69,4 @@ - **修正前後カラーマップ比較**(TEST_08 に追記,図 `output/_slide_panels/before_after_{shape,amplitude}.png`): mean 正規化した「形」は修正前後でほぼ不変(合成 peak/mean 1.54→1.54).**バグが壊していたのは形でなく灯間の明るさ**(下灯 left基準で 2.10→0.97 へ均等化).だから合成 CoV も小改善にとどまった. - **修正後 3 単灯は形がほぼ同一**(TEST_09 に追記): 板が間接光のみ+Lambertian 拡散壁で照らされるため形が光源でなく筐体で決まる(積分球原理=多重反射が光源形状を洗い流す).結果,下・左・右の単灯フットプリントが互いに **NCC≈0.92** とほぼ同形(縦勾配 top/bot≈0.85/1.06 が 3 灯共通).**実機(TEST_04)の「3 灯が相補的に別方向を照らす」を再現できていない**=シミュでは LED 位置の効きが弱すぎる→ (a) B1 幾何不正確 or (b) 間接化しすぎ(実機は各灯の指向性がもっと残る)を示唆.実験3 の追加手がかり. - **実験5(壁の光沢化 blend BSDF)再検証完了 — 材料側レバー出尽くし・実機の非対称相補性を初定量化 (2026-07-14)**: 旧 Step 8-14 β の A1 blend 実験はバグ込み・3 灯・絶対指標のため,修正後 LED・bottom 単灯・形指標(TEST_09 流)で正式に再検証.`printer_white` を blendbsdf 化し w∈{0.05,0.15,0.3,0.6}×α∈{0.1,0.3,0.6} の 12 ジョブ(spp=1024, d=16,約 2h)+最強光沢 w0.6_a0.1 で left/right 単灯を追加レンダ.**結果 ①(平らさ)**: 全 12 ジョブが純 diffuse(peak/mean 1.585・NCC 0.721)より悪化し w に単調悪化(最悪 w0.6_a0.1 で 2.145/0.667)=光沢はホットスポットを作り実機の平らさと逆方向.**結果 ②(相補性)**: 灯間 NCC は diffuse 0.96 → blend 0.86 に低下し「Lambertian 壁が光源形状を洗い流す」機構自体は実証されたが,**実機の灯間 NCC は 0.85/0.61/0.41 と強く非対称**(今回初定量化,実験4 以降の到達目標アンカー)で,等方な材料変更では原理的に再現不能.単灯の対実機 NCC も 3 灯とも悪化するトレードオフ.**結論: 壁の反射特性は大きさ(実験2)・種類(実験5)とも本筋でなく,B1 筐体幾何が唯一の残存候補として確定**.副次修正: TEST_09 §追加観察の灯間 NCC≈0.92 は低 spp ノイズによる過小(spp=1024 で 0.96)と判明し訂正.成果物: `output/blend_bottom/`(summary.csv 含む),解析 `scripts/build_blend_bottom_panel.py`,図 `output/_slide_panels/blend_bottom_shape_roi.png`,記録 [TEST_09 §実験5](06_TEST/TEST_09_照明分布の形不一致の原因切り分け.md).次: 実験4(幾何の漏れ点検=漏れの定量化・開口の閉じテスト). + - **left/right 拡張 (2026-07-14)**: 時間短縮のため縮小グリッド w∈{0.05,0.3}×α∈{0.1,0.6}(+w0.6_a0.1)を left/right 単灯でも実走(8 ジョブ).**「w 単調悪化」は 3 灯共通**(w0.6_a0.1 で left 2.03/right 2.20 まで尖る).3 灯揃う 5 材料条件の灯間 NCC は w に対し一様に低下(0.96→0.92→0.86)するが**常に 3 ペア均等で実機の非対称(0.85/0.61/0.41)に近づかず**=「等方な材料変更は 3 ペアを一様にしか動かせない」をスイープ全域で確認.解析スクリプトは --side 引数で 3 灯対応化.