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MiniTias / docs / 02_ENV / ENV_02_環境構築手順.md

環境構築手順 (Environment Setup Guide)

新しい PC で開発環境を構築する際の手順.メンバーの参加時や環境の再構築時に使用する.

前提条件 (Prerequisites)

  • OS: Windows 10 以降
  • インターネット接続
  • GitHub アカウント(リポジトリへのアクセス権があること)

手順 (Steps)

Scoop のインストール (Install Scoop)

PowerShell を開き,以下を実行する.

Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser
Invoke-RestMethod -Uri https://get.scoop.sh | Invoke-Expression

インストール後,ターミナルを再起動して以下で確認する.

scoop --version

リポジトリの取得 (Clone Repository)

git clone https://github.com/<organization>/MiniTIAS.git
cd MiniTIAS

※ Git が未インストールの場合は scoop install git を先に実行する. ※ リポジトリの URL は管理者に確認すること.

セットアップスクリプトの実行 (Run Setup Script)

リポジトリに含まれるセットアップスクリプトを実行し,必要なツールを一括インストールする.

.\scripts\setup.ps1

以下が自動的にインストールされる.

  • Flutter SDK(Dart SDK 同梱)
  • Android Studio
  • GitHub CLI(gh

Android Studio の初期設定 (Android Studio Initial Setup)

Android Studio を一度起動し,セットアップウィザードを完了させる.以下が自動的にインストールされる.

  • Android SDK
  • Android SDK Command-line Tools
  • Android SDK Build-Tools
  • JDK(Android Studio に同梱)

手順:

  1. Android Studio を起動する
  2. セットアップウィザードで「Standard」を選択する
  3. ライセンスに同意し,ダウンロードを完了させる
  4. セットアップ完了後,Android Studio は閉じてよい(エディタとしては VS Code を使用する)

Flutter の設定 (Configure Flutter)

Flutter が Android SDK を認識できるように設定する.

flutter doctor --android-licenses

表示されるライセンスにすべて同意する(y を入力).

環境の確認 (Verify Environment)

以下のコマンドで環境の過不足を確認する.

flutter doctor

すべての項目にチェック(✓)が付いていれば OK.問題がある項目は表示されるガイドに従って対処する.

GitHub CLI の認証 (Authenticate GitHub CLI)

gh auth login

対話形式で GitHub アカウントにログインする.PR の作成・管理に使用する.

VS Code のセットアップ (VS Code Setup)

  1. VS Code でプロジェクトフォルダを開く
  2. 推奨拡張機能のインストール通知が表示されるので,すべてインストールする
    • Flutter
    • Dart

※ 推奨拡張機能は .vscode/extensions.json で定義されている.

実機デバッグの準備 (USB Debugging Setup)

AQUOS sense3(または他の Android 端末)を USB デバッグできるようにする.

スマートフォン側の設定:

  1. 「設定」→「デバイス情報」を開く
  2. 「ビルド番号」を 7 回タップする → 「開発者になりました」と表示される
  3. 「設定」→「開発者向けオプション」を開く
  4. 「USB デバッグ」を ON にする

PC との接続:

  1. USB ケーブルでスマートフォンと PC を接続する
  2. スマートフォンに「USB デバッグを許可しますか?」と表示されたら「許可」をタップする
  3. 以下のコマンドで接続を確認する
flutter devices

接続した端末名が表示されれば OK.

環境変数の設定 (Environment Variables)

新しいターミナルを開くたびに以下の設定が必要になる場合がある.ビルドエラーが出た際に確認すること.

JAVA_HOME(Gradle ビルドに必要):

$env:JAVA_HOME = "$env:USERPROFILE\scoop\apps\android-studio\current\jbr"

ADB パス(実機デバッグに必要):

$env:Path += ";$env:LOCALAPPDATA\Android\Sdk\platform-tools"

※ 上記は現在のターミナルのみ有効な一時設定.恒久化するにはシステムの環境変数に追加する.

アプリの実行確認 (Run App)

flutter run

実機にアプリがインストールされ,起動すれば環境構築は完了.

トラブルシューティング (Troubleshooting)

flutter doctor で Android SDK が見つからない場合

Android SDK のパスを手動で設定する.

flutter config --android-sdk <Android SDKのパス>

Scoop 経由でインストールした場合,Android SDK は通常以下にある.

%LOCALAPPDATA%\Android\Sdk

ADB で端末が認識されない場合

  • USB ケーブルが「データ転送対応」であることを確認する(充電専用ケーブルでは認識されない)
  • スマートフォンの USB 接続モードが「ファイル転送(MTP)」になっていることを確認する
  • 端末のメーカー固有の USB ドライバが必要な場合がある(AQUOS の場合は SHARP 公式サイトからダウンロード)
  • adb コマンドが見つからない場合は,ADB パスの環境変数設定(上記「環境変数の設定」セクション)を確認する

Gradle ビルドで JAVA_HOME is not set エラーが出る場合

JAVA_HOME の環境変数設定(上記「環境変数の設定」セクション)を確認する.Scoop 経由で Android Studio をインストールした場合,JDK は以下にある.

%USERPROFILE%\scoop\apps\android-studio\current\jbr